目次


※シリーズ(L150、S160、NewアラウーノVなど)によって、操作手順や対処方法が異なる場合があります。お手元の取扱説明書も必ずご確認ください。

「アラウーノは故障が多い」って本当?

アラウーノだけが故障が多いという根拠はありません。ただアラウーノはタンクレストイレの中でも高いシェア率を誇る(設置しているご家庭・店舗などが多い)ため、相対的に故障が多い印象やネット上でも故障の情報が多く出ていている、といったことはあるかもしれません。

なおアラウーノに限らず「タンクレストイレ」は一般的な貯水タンクを搭載したトイレと違い、水を流すのも電気を使用します。
そのためタンク式のトイレよりも電子回路に不具合をきたす可能性という点では高くなるかもしれません。

アラウーノの故障を疑う前にまずはここをチェック

アラウーノのノズルが出ない、洗浄水が出ないなどトラブルが発生したときは、故障を疑う前にまず以下の3点を確認しましょう。

電源ランプが点灯しているか確認する

まずはそもそも、電源ランプが点灯しているかどうかを確認しましょう。電源プラグが緩んでいたり抜けていたりしないかもチェックしてみてください。

電源プラグを抜き差しする

雷が鳴っているときなど、過大な電圧が作用すると保護装置の働きによって回路が遮断される場合があります。コンセントから電源プラグを抜いて30秒以上待ってから、再度電源プラグをコンセントに差し込んでください(30秒未満で差し込んでも電源が入りません)。

電源プラグを差し込んでから約3秒後に、本体表示部にある電源ランプが約10秒間点滅します。点滅中はすべての操作を受け付けないため、点滅が終わったら操作を試してください。

止水栓が開いているか確認する

水が出ないときは、止水栓が開いていることを確認してください。止水栓は床や壁などの給水管の近くに取り付けられています。

リモコンの電池残量を確認する

パナソニックによると、おおよそ半年以上、使用している場合は電池残量がなくなっている可能性があるとのことです。念のため電池を交換して再度、稼働するかどうか確認してみてください。

連続使用していないか確認する

おしり洗浄などを一定時間(2分が目安です)を超えて連続使用すると、タイマーが作動して洗浄をストップすることがあります。この場合は再度、おしり洗浄やビデ洗浄といったボタンを押せば解消するはずです。

ストレーナ(ごみ取りフィルタ)の詰まりを確認する

ストレーナと呼ばれるごみ取りフィルタが目詰まりしていると、洗浄水の流れが悪くなることがあります。「必ず」止水栓を閉めてからサイドカバーを外してストレーナを取り出し、古い歯ブラシなどで水洗いしてからもとに戻してみてください。

断水や停電ではないか確認する

工事や点検などで断水・停電が発生しているときは、アラウーノが動かない・水が出ないといったことがあります。断水や停電が終わってから再度試してみてください。なお、断水や停電が発生した場合の排水方法は、公式サイト「アラウーノシリーズの停電時、断水時の排水方法」」をご確認ください。

アラウーノの「ノズルが出ない」故障と対処方法

止水栓が閉まっている

止水栓を開いて再度試してみてください。

着座センサーが汚れている

着座センサーに水滴やホコリなどが付着していると、正常に検知せずノズルが出ないことがあります。水で軽く湿らせた綿棒で汚れを拭き取り、柔らかいキレイな布で乾拭きをしてください。

着座センサーが衣類などで隠れている

着座センサーが隠れていると正常に検知しません。衣類など、着座センサー部分を覆っているものを取り除いてから、再度試してみてください。

前よりに(浅く)座っている

便座に浅く腰かけすぎると、センサーが正常に検知せずノズルが出ないことがあります。深く腰かけて再度試してみてください。

着座センサーがオフになった

着座中、一度立ち上がった場合などに着座センサーがオフになると、水熱切替モーターがリセットされます。リセットが完了するまで少し待ってから再度操作してください。

便座内部・給水管・給水ホースの凍結

冬場などで便座内部または給水管などが凍結している場合、給水されずノズルが出てこないことがあります。2時間ほどトイレ内を暖房してから、再度試してみてください。

ストレーナ(ごみ取りフィルター)が詰まっている

ストレーナに水垢やごみなどが詰まると、ノズルが出なくなったり、ノズルからの水の出が悪くなったりすることがあります。取扱説明書の手順に沿って、ストレーナを掃除してください。

上記の対処方法を試しても改善が見られないときは「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしてください。

アラウーノの「ノズル使用後に勝手に再度ノズルが出て噴水する」故障と対処方法

一時的な誤作動

ノズルを使用したあと、一度収縮したノズルが再度勝手に伸びて噴水するという場合、一時的なトラブルの可能性が考えられます。「電源プラグを抜き差しする」を参考に一度電源プラグを抜き、本体をリセットさせたのち再度試してみてください。

電子回路のトラブル

一時的な誤作動ではない場合、本体内部の電子回路にトラブルが生じている可能性が考えられます。修理業者に点検を依頼するか、「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしましょう。

リモコンボタンの故障

他の操作は問題なく行えるという場合は、「おしり洗浄」「ビデ洗浄」などのリモコンボタンが故障しているのかもしれません。強く押しすぎた、強い衝撃を与えた、経年劣化したなどさまざまな原因が考えられます。電源プラグを抜き差ししても解消しないときは、修理業者に点検を依頼するか、「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしましょう。

アラウーノの「水が流れない」故障と対処方法

止水栓が閉まっている

止水栓を開いて再度試してみてください。

ストレーナが詰まっている

ストレーナに水垢やごみが詰まると洗浄水が流れない、水量が減る、便器の溜め水が減るなどの症状が現れます。ストレーナを掃除して再度試してみてください。

便器洗浄弁が故障した

便器洗浄弁は、便器に洗浄水を流して一定の水量に達すると自動で止まる弁(バルブ)です。「クローズ洗浄モード」や「自動洗浄」といった機能を搭載するアラウーノでは特に、この便器洗浄弁が重要な役割を果たします。

使用頻度が高く経年劣化しやすいため、急に水が流れなくなったというときは便器洗浄弁の故障も考えられます。交換が必要になるので、修理業者に点検を依頼するか、「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしましょう。

断水または停電中

水や電気の供給がストップしていると正常に作動せず、洗浄液が流れないことがあります。断水や停電の最中に排水する方法は、公式サイト「アラウーノシリーズの停電時、断水時の排水方法」をご確認ください。

水圧が低くなっている

アラウーノなどのタンクレストイレは水道水をそのまま便器洗浄に使用するため、水圧が低いと水が流れないことがあります。お風呂やキッチンなどで同時に水を使用している場合は、一時的に水圧が低下しているだけなので故障ではありません。時間をずらして流してみてください。

ほかの場所で同時に水を流していないときは、適正な水圧が確保されているかどうかを確認する必要があります。アラウーノを購入した販売店もしくは施工業者に問い合わせてみてください。

トイレが詰まっている

便器の洗浄水は出るものの、便器に溜まった水が流れていかないというときは、トイレの排水管が詰まっているかもしれません。ラバーカップで詰まりを解消させてから、再度試してみてください。

水道管が凍結している

この場合は水道管が解凍されるまで待ってから流してみてください。

上記の対処方法を試しても改善が見られないときは「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしてください。

アラウーノの「水が止まらない」故障と対処方法

一時的な誤作動

停止を押したのに洗浄水が止まらないという場合は、一時的な誤作動が考えられます。本記事内「電源プラグを抜き差しする」を参考に一度電源プラグを抜き、本体をリセットさせたのち再度試してみてください。

定期便器洗浄・便器水位・小便ハネ抑制などの機能を設定中

  • 定期便器洗浄機能:長時間使用しない場合、24時間または6時間ごとに便器の自動洗浄をおこないます。
  • 小便ハネ抑制機能:便座を上げた状態で放置した場合、約20分後に自動で大洗浄をしたのち、通常の水位に戻ります。
  • 便器水位ボタン:水位を下げた場合は、何もしなくても約20分後に自動で大洗浄をしたのち、通常の水位に戻ります。

これらは正常に作動している証拠で、故障ではありません。

リモコンのふたが完全に閉まっていない

ふたが浮いた状態のままだと、リモコン表面のボタン操作がきかずに内部で別のボタンの機能が作動してしまう場合があります。「カチッ」と鳴るまでしっかり閉めてから再度試してみてください。

上記の対処方法を試しても改善が見られないときは「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしてください。

アラウーノの「ピーピーピー音が鳴り便器洗浄しない」故障と対処方法

止水栓が閉まっている

止水栓を開いて再度試してみてください。

断水または停電中

水や電気の供給がストップしている状態で洗浄しようとすると、エラーとなりピーピーピー音が鳴る場合があります。断水や停電の最中に排水する方法は、公式サイト「アラウーノシリーズの停電時、断水時の排水方法」をご確認ください。

ターントラップの位置がずれている

停電用コネクタを抜いて、停電用ハンドルを排水側に少し回してから停電用コネクタを挿入してください。

停電用のコネクタが抜けている

便器向かって右側の凸部を押してサイドカバーを外し、便器内部にある停電用コネクタを正しく挿入してから再度試してみてください。

ストレーナ(ごみ取りフィルター)が詰まっている

ストレーナに水垢やごみが詰まるとエラーとなり、ピーピーピー音が流れて洗浄水が流れない場合があります。取扱説明書をご確認の上、ストレーナを掃除してから再度試してみてください。

水圧が低い

何らかの原因で水圧が低くなりすぎるとエラーとなってピーピーピー音が鳴り、洗浄水が流れない場合があります。水圧(動水圧)が適正に確保されているか確認する必要があるため、アラウーノを購入した販売店もしくは施工業者に点検を依頼してください。

上記の対処方法を試しても改善が見られないときは「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしてください。

アラウーノの「ウォシュレット(おしり洗浄)」故障と対処方法

止水栓が閉まっている

止水栓を開いて再度試してみてください。

リモコン送受信部が汚れている

リモコン発信部や、アラウーノ本体にあるリモコン受信部が汚れていると、通信できず洗浄水が出ないことがあります。キレイな柔らかい布で汚れを拭き取ってから再度試してみてください。もしくは、衣類などで送受信部が隠れてしまっていることも考えられます。この場合は衣類など覆っているものを取り除いてください。

ノズルに詰まり・汚れがある

ノズルの吐水口が水垢や汚れで詰まっている可能性があります。取扱説明書の手順にしたがって、使い古しの歯ブラシなどでノズルを掃除してください。

2分以上連続使用した

再度、おしり洗浄やビデ洗浄ボタンを押してください。

便座内部・給水管・給水ホースの凍結

2時間ほどトイレ内を暖房してから、再度試してみてください。

漏電テストが作動している

本体表示部のランプが順番に点滅を繰り返す場合は、漏電テストが作動しています。電源プラグを抜き、1分以上待ってから差し込んでください。本体表示部の電源ランプが10秒間点滅します。点滅中はすべての操作を受け付けないため、電源ランプの点滅が終わってから再度操作を試してください。

上記の対処方法を試しても改善が見られないときは「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしてください。

アラウーノの「おしり・ビデ洗浄水の勢いが弱い」故障と対処方法

ノズルに詰まり・汚れがある

ノズルの吐水口に詰まり・汚れの付着などがあると、洗浄水がおかしな方向に噴水したり塞がれて吐水量が減ったりすることがあります。取扱説明書を参考にノズルをお手入れしてから、再度試してみてください。

ノズルをお手入れしても解消しないときは、修理業者に点検を依頼するか「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしましょう。

水道水圧が低くなっている

ノズルに問題がない場合、適正な水圧(動水圧)が確保されていない可能性も考えられます。キッチンやお風呂で同時に水(お湯)を使用していたり、断水中だったりしないか確認してみましょう。突然、水圧が低下した場合はアラウーノを購入した販売店や設置した施工業者などに問い合わせてみるとよいでしょう。

ストレーナが詰まっている

ストレーナにごみが詰まっていると、水が流れなくなることがあります。便器だけでなくノズルの洗浄水も出なくなる場合があるため、「必ず」止水栓を閉めてからサイドカバーを外してストレーナを取り出し、ごみが詰まっていないか確認してみてください。詰まっているときは、古い歯ブラシなどで水洗いしてからもとに戻しましょう。

アラウーノの「便ふたが自動で開閉しない」故障と対処方法

設定をしていない(開かないとき)

便ふたが自動で開かないときは、まず設定を確認してください。リモコンにある「自動便ふた開」のボタンを押して「ピッ」と短いブザー音が鳴ると「入」、「ピー」と鳴ると「切」です。

室温が30℃を超えている(開かないとき)

トイレ室内が30℃を超えている(人と周囲との温度差が少ない)状態だと、検知しにくくなり自動で開かなくなることがあります。故障ではないため、リモコンを使って開けてください。

トップカバーが閉まっていない(開かないとき)

L150シリーズで便ふたにトップカバーを装着している場合、そのトップカバーが完全に閉まっていないと人体を検知するセンサー部が影になり、検知範囲が狭まることがあります。「カチッ」と音がするまで閉めたのち、再度試してみてください。

手動またはリモコンで便ふたを閉めた(開かないとき)

手動やリモコン操作で便ふたを閉めると、人体検知がオフになって1分以上経過しないと、便ふたが自動で開きません。いったんトイレから出て1分以上待ち、再度入室して確認してみてください。

一定時間が経過していない(閉まらないとき)

便ふたが自動で閉まるのは、トイレに人がいなくなってから3分後(便座と便ふた両方が開いているときは5分後)です。3〜5分待ってから確認してみてください。なお、すぐに閉めたいときは「停止(便ふた閉)」ボタンを押すと閉まります。

上記の対処方法を試しても改善が見られないときは「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしてください。

アラウーノの「便座が温まらない」故障と対処方法

便座が温まる前に着座している

気温によっては、便座が暖かくなるまで6秒以上かかることがあります。「ECONAVIランプ」が点灯したのを確認してから座ってください。

着座後すぐにおしり洗浄・ビデ洗浄ボタンを押した

便座に座ってすぐにおしり洗浄やビデ洗浄ボタンを押すと、暖房便座の電源が切れて温まらないことがあります。おしり洗浄やビデ洗浄をストップし、しばらく待ってから座り直してください。

温度調節が「切」または「eco」になっている

便座の温度設定が「切」や「eco」になっていると温まりません。便座の温度設定ボタンでお好みの温度に調節してください(約12分で設定した温度になります)。

「8時間切タイマー」「切タイマー」が設定されている

「8時間切タイマー」や「切タイマー」が作動しているときは便座が温まりません。「8時間切」ボタン、または「切タイマー」ボタンを押して設定を解除し、少し待ってから使用してください。

便座が開いていた(瞬間暖房便座・W瞬間式)

トイレに人が入るとセンサーが検知し、自動で便座を温める機能です。便座が開いていると「便座あたためランプ」が点滅または点灯し、便座が温まりません。便座を閉じてからトイレに入り直してみてください。

ひとセンサーの異常(瞬間暖房便座・W瞬間式)

「便座あたためランプ」が点滅も点灯もせず、便座が温まらないときは、「ひとセンサー」の電池の消耗が考えられます。公式サイト「温水洗浄便座のリモコン・ひとセンサーの電池の交換方法」を参考に電池交換をしてください。なお電池の交換直後は検知しづらいことがあるため、2分ほど待ってから使用してください。

電池交換をしても「便座あたためランプ」が点滅も点灯もしないときは、センサーの周囲に障害物がないかなどを確認してください。

漏電テストが作動している

漏電テストが作動していると便座が温まりません。コンセントから電源プラグを抜き、30秒以上待ってから再度差し込んでください。電源プラグを差し込んで約3秒後に、本体表示部にある電源ランプが約10秒間点滅します。この10秒間はすべての操作を受け付けないため、点滅が終わってから再度着座して確かめてみてください。

上記の対処方法を試しても改善が見られないときは「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしてください。

アラウーノの「洗浄時に泡が出ない」故障と対処方法

洗剤が出ない設定になっている

「大洗浄時のみ」に設定している場合、便座に50秒以上座らないと小洗浄と判定され、泡が出ません。「ピピッ」とブザー音が鳴るまで「洗剤切替」ボタンを押すと、「大小洗浄時」に切り替わります。

タンクに洗剤が入っていない

洗剤タンクに洗剤が入っていないと泡が出ません。取扱説明書を見ながら、洗剤を注入してください。使用できる洗剤は、「台所用合成(中性)洗剤」もしくは「アラウーノフォーム(アラウーノ泡洗浄用補充液)」です。

ただし「台所用合成(中性)洗剤」でも、以下のような商品は使用できません。

  • オレンジオイルを含む
  • 柑橘系の香りを有する
  • ジェルタイプ
  • アルコールなどの溶剤を含む

オレンジオイルなど、天然由来成分が材料の洗剤では洗浄効果が得られず、またそのほかの成分はアラウーノの故障の原因となるため注意してください。

洗剤補充後、洗剤開始ボタンを押していない

洗剤タンクに洗剤を補充したあとは、アラウーノ本体の「洗浄開始」ボタンを押してください。モーター音が鳴って洗剤が供給されます。1〜2分後に「ピー」というブザー音が鳴ると、洗剤供給の終了です。大洗浄をしてみて、水面に泡が浮いていることを確認してください。

長期間使用していなかった

1カ月など長期間使用せずにいると、一度に使用する洗剤の量が少なくなり十分に泡が出ないことがあります。この場合はアラウーノ本体の「洗浄開始」ボタンを押し、大洗浄をして確認してみてください。それでも泡が出ないときは、公式サイト「長期間使用しないとき(1か月以上)|アラウーノ」を参考に、洗剤タンクや本体内を洗浄してください。

洗剤フィルターが目詰まりしている

洗剤フィルターがゴミなどで目詰りしていると、洗剤が供給されず泡が出ないことがあります。洗剤タンクを取り外してフィルターとともに水洗いし、洗剤を補充して「洗浄開始」ボタンを押してみてください。

洗剤タンクが奥まで入っていない

洗剤タンクのキャップを閉めて、アラウーノ本体のホルダーにしっかりはめ込みます。このとき少しでも浮いていると、洗剤が供給されず泡が出ないことがあります。しっかりと押し込んでから大洗浄をして、泡が出るか確認してみてください。

上記の対処方法を試しても改善が見られないときは「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしてください。

アラウーノの「自動洗浄」の故障と対処方法

設定していない

出荷時は「入」になっていますが、何らかの原因で「切」になっているかもしれません。アラウーノ本体にある「自動便器洗浄」ボタンを押して「入」にしてください。「自動洗浄ランプ」が点灯すれば設定完了です。

10秒以上座っていない

便座に10秒以上着座しないと、自動洗浄機能が作動しません。10秒以上座ってから再度試してみてください。

上記の対処方法を試しても改善が見られないときは「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしてください。

アラウーノの「リモコンが反応しない」故障と対処方法

送受信部の上方に障害物がある

赤外線の送受信部が、トイレットペーパーなどの障害物で隠れている可能性があります。障害物を取り除いて再度操作してみてください。

送受信部が汚れている

赤外線の送受信部が、水滴の跡やホコリなどで汚れているとうまく通信できず、リモコンが反応しないことがあります。キレイな柔らかい布で汚れを拭き取ってから操作してください。

リモコンの電池が切れている(または+と-が逆)

リモコンの電池容量が少なくなると、「電池残量ランプ」が点灯します。このタイミングでできるだけ早く新しい電池に交換してください。また+とーが逆になっているとリモコンが反応しないだけでなく、液漏れなどの原因にもなるためご注意ください。なお電池交換したあとはリモコンが初期設定に戻ることがあるため、各種設定も再度確認すると安心です。

リモコンと本体の距離が遠い

リモコンの設置場所が本体から離れていると、うまく送受信できず反応しないことがあります。アラウーノ本体の近くに設置し直してください。

送受信部に直射日光が当たっている

リモコンや本体の送受信部に強い光が直接当たると、反応しなくなることがあります。カーテンなどを使って直射日光が当たらないようにしてください。

壁や天井が黒などの濃い色をしている

トイレの壁や天井が黒などの濃い色をしている場合、リモコンから発信された赤外線が吸収され反応しなくなることがあります。壁や天井を明るい色に変更できればベストですが、アラウーノ本体の赤外線受信窓がある側の壁と、天井だけを明るい色に変更するといったことで解決することもあります。

いずれも難しいときは、アラウーノ本体の赤外線受信窓がある側の壁にリモコンを取り付けるなどの対処が必要です。

リモコンのふたが完全に閉まっていない

ふたが浮いた状態のままだと、リモコン操作をしても反応しないことがあります。「カチッ」と鳴るまでしっかり閉めてから再度試してみてください。

上記の対処方法を試しても改善が見られないときは「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしてください。

アラウーノの「ターントラップ」の故障と対処方法

アラウーノは排水路に溜まった水を一気に排水する「ターントラップ方式」を採用しています。ターントラップの先端(排水管に流すための口)は正常だと上を向いており、洗浄時に一気に水を排水するために下を向きます。このターントラップが故障すると、洗浄したあとの便器に水が溜まらなくなるといったトラブルが起こります。

修理窓口に連絡をする

「ピーピーピー」のブザー音とあわせて「自動便器洗浄」のLEDが点滅し、便器内に水が溜まらないという場合、ほぼターントラップの故障が考えられます。分解などの作業が必要になるため、アラウーノを購入した販売店もしくは施工業者、またはパナソニックの修理窓口に連絡してください。

手動で動かすことも可能

逆に便器の水が流れないときも、ターントラップの先端が上を向いた状態のまま故障してしまった可能性が考えられます。基本的には修理窓口に連絡することになりますが、応急処置として手動で排水できる場合があります。公式サイト「アラウーノシリーズの停電時、断水時の排水方法」を参考に、手動でターントラップを回して排水してください。

アラウーノの「着座センサー」の故障と対処方法

アラウーノの着座センサーが故障すると、便座が温まらない、ノズルが出ない、おしり洗浄やビデ洗浄ができないなどのトラブルが起こります。一時的な不具合の可能性もあるため、まずは本体をリセットしましょう。

本体をリセットする

コンセントから電源プラグを抜き、10秒以上待ってから再度差し込みます。これで解消すれば、一時的な不具合なので故障ではありません。ただし頻発する場合は点検・修理を依頼してください。

修理窓口に連絡をする

リセットを試しても解消しない場合や、繰り返し発生する場合などは、センサー自体の故障が考えられます。アラウーノを購入した販売店もしくは施工業者、またはパナソニックの修理窓口に連絡してください。

アラウーノの「便座が開く途中で落ちる(閉まる)」故障と対処方法

便座の脚ゴム部分や便器に汚れが付着している

便座の脚ゴム(ゴム脚・クッション材)に汚れが付着していたり、ヒンジ部分に汚れが挟まっていたりすると、便座が開く途中で落ちて閉まってしまうことがあります。まずは汚れの有無を確認し、あれば取り除きましょう。

解消しないときは電源プラグを抜き差ししたり、念のため学習機能の再設定も試してみてください。それでも続くようなら修理業者に点検を依頼するか、「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしましょう。

アラウーノの故障は自分で修理できる?

自分でできる修理一覧

自分でできる対処方法は限られていますが、以下を参考に取扱説明書も確認しながら試してみてください。水濡れ・感電といったトラブルにご注意いただくとともに、分解などは絶対に行わないようにしましょう。また、いわゆる「部分交換などの修理」は必ず業者に依頼してください。

リモコンが反応しない

反応しない場合は電池を交換する、赤外線の送受信部にある障害物を移動する、赤外線の送信部に直射日光が当たらないようにするといった対処方法を試しましょう。

「おしりボタン」を押しても洗浄強さランプが点灯しない、「他のボタン」を押しても洗浄強さランプが点滅しないという場合、リモコンの故障が考えられます。修理業者に点検を依頼するか、「アラウーノの故障診断と修理連絡窓口」から、パナソニックへ連絡をしましょう。

ノズルが作動しない

できるだけ深く腰かける、着座センサーをふき掃除するといった対処方法があります。それでも反応がないときは、アラウーノの「ノズルが出ない」故障と対処方法で紹介している対処方法も参考にしてみてください。

便ふたが開かない

「自動便蓋開」ボタンを押す、トップカバー(便座後方の上部にあるフタのような部分)をしっかり閉めるといった対処方法を試してみてください。ただし電源プラグを差し込んだ直後や、室温が約30℃を超えている場合などは自動で開きません。

便器が自動洗浄しない

自動洗浄ランプが消えていないか確認する、10秒以上便座に座る、着座センサー部を拭き掃除するといったことを試してみてください。

脱臭吸込口(脱臭が効かない)

「脱臭フィルター」のお手入れ:サイドにある脱臭フィルターのつまみを持って引き出し、乾いた使い古しの歯ブラシなどでホコリを取り除いてから元に戻してください。
「脱臭吸込口」のお手入れ:乾いた柔らかい歯ブラシや綿棒などを使い、便座の内側にある脱臭吸込口の綿ボコリ、ペーパーのかすなどを取り除きましょう。

暖房便座が温まらない・冷たい

「8時間切タイマー」「切タイマー」が設定されていないか確認しましょう。設定されている場合は、解除して様子を見てください。

アラウーノ手洗い(手動水栓レバーハンドルの破損)

  1. キャップ(吐水・止水の際に回す部分にあります)を取り外す
  2. ネジが露出するのでドライバーで緩めてワッシャー、レバーとともに取り外す
  3. 歯車状のパーツを取り外す
  4. 逆の手順(歯車・新しいレバー・ワッシャー・ネジ・キャップ)で取り付ける

適合するレバーハンドルは、アラウーノ手洗いのボールの設置・形状、水栓の長さなどによって異なります。パナソニック公式ホームページを参考に、適合するレバーハンドルを事前に購入しておきましょう。

電化製品のため分解・水濡れなどは厳禁

アラウーノに限らず、タンクレストイレの内部は非常に複雑で精密にできています。分解すると悪化したり、修理不可能な状態まで故障したりするおそれがあります。また電化製品なので、水濡れにもくれぐれもご注意ください。

アラウーノの故障診断と修理連絡窓口

アラウーノの故障の原因と対処方法は、パナソニック公式サイトでも診断できます。しかし、とくに電子部品などの消耗品は長く使っていると次々にトラブルが発生し、結局修理費用が膨らんでしまうことも少なくありません。

修理で損してしまう可能性も…?

修理を検討しているトイレは長年使用したトイレではありませんか?トイレの寿命は概ね10年前後とされています。今出ている不具合を直しても、またしばらくして別のところに不具合が…といった事も。

アラウーノの寿命は10年程度!修理より買い替えたほうがお得なケースも」でお伝えしているように、修理よりも買い替えたほうが結果的にお得なケースも多くありますので、一度修理依頼前にご検討ください。

アラウーノの故障診断

アラウーノの故障の原因と対処方法は、パナソニック公式サイト「故障かな?」で診断できます。

パナソニック修理連絡窓口(住宅設備・建材 商品ご相談窓口)

電話またはWEBから申し込んだあと、訪問日時を調整します。設定した日時に修理担当者が訪問し、点検および修理を診断します。さらに修理日時を調整し、設定した日時に修理を実施。最後に支払いという流れになります。数日かかるため、急いでいるときはアラウーノを購入した販売店や施工業者にも相談してみてください。

アラウーノの修理費用の目安

以下はパナソニック公式の出張費用、技術費用、部品代を合計した修理費用の目安(税込み)です。アラウーノのグレードや修理箇所、実際の状態などによってはそれよりも高くなる場合があります。なお出張修理をキャンセルした場合、出張費用と調査費用で6,000円程度の費用がかかります。

ノズルの修理費用目安

  • ノズルシャッターが外れた:12,000円〜
  • ノズルは出るが水が出ない:23,000円〜
  • ノズルが途中で戻る:23,000円〜
  • ノズルが出ない:23,000円〜
  • ノズルの水が止まらない:23,000円〜
  • ノズルの水の勢いが弱い:23,000円〜
  • ノズルがガガガと鳴る:23,000円〜
  • ノズルの汚れ・破損・キズ:23,000円〜
  • ノズルが戻らない:23,000円〜
  • ノズルの洗浄位置・角度がおかしい:23,000円〜
  • ノズルの温度不具合:26,000円〜

便座・便ふたの修理費用目安

  • 便座がリモコンで開閉しない:25,000円〜
  • 便座が暖まらない:25,000円〜
  • 便座の破損・キズ:25,000円〜
  • 便ふたが開閉しない:11,000円〜
  • 便ふたの破損・キズ:11,000円〜
  • 便ふたが無人で開いてしまう:11,000円〜

便器洗浄水・洗剤関連の修理費用目安

  • 洗剤が出ない:17,000円〜
  • 洗剤が漏れる:17,000円〜
  • 洗浄水が出ない:14,000円〜
  • 洗浄水が止まらない:14,000円〜
  • 洗浄水が便器を一周しない:14,000円〜
  • 自動洗浄しない:25,000円〜
  • 勝手に洗浄する:18,000円〜

上記以外の故障・不具合の修理費用目安

  • リモコンが効かない:18,000円〜
  • 脱臭が動かない:15,000円〜
  • 手洗いの水が止まらない・垂れる:17,000円〜
  • 便器の破損・キズ:60,000円〜

アラウーノの寿命は10年程度!修理より買い替えたほうがお得なケースも

アラウーノの便器部分は、水族館の水槽や航空機の窓などにも使われる「スゴピカ素材(有機ガラス系)」を使用しています。耐久性に優れた素材なので便器自体は長持ちしますが、便座の電子部品などは消耗品なので、長く使っていると故障が起こりやすくなります。

電子部品は、一般的に10年程度が寿命の目安とされています。アラウーノを10年近くお使いの場合、仮に故障した箇所を修理しても別の新たな故障が発生する可能性があります。たびたび修理代をかけて直して使い続けるより、買い替えたほうがお得なケースもあります。

当店ではアラウーノ各シリーズに工事費がセットとなったオトクな商品もご用意しておりますので、以下のページから御覧ください。

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