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最近温かくなったり寒くなったりで、体調管理がなんだか難しい気温が続いてます。今年は暖冬のようですが、今日からすごく寒くなりやっと冬らしくなってきた気がします。皆様、体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。
本日は、簡易水洗便器をご紹介したいと思います。「簡易水洗便器って何?」と思われる方も多いと思います。大阪ではだいぶん少なくなってきていると思いますが、それでもまだ下水道の整備が進んでいない地域等では、簡易水洗便器を使用されているお家もございます。よく一般的に普及している便器は、水を何Lも流して家の排水管を通り、道路の下にある下水道になげれていくのですが、簡易水洗便器が付いているお家は、下水道とつながっておらず、「便槽」と言う汚物を貯める大きな入れ物につながっていて、そこに汚物を貯めます。溜まった汚物はバキュームーカーで汲み出します。まだ下水道が通ってない時は、この方式がほとんどで、近年下水道が普及するにつれだいぶ数は減ってまいりました。それでも地域によっては、まだまだこの方法を取られている所もございます。
上の画像はLIXILの「トイレーナR」と言う簡易水洗便器です。この簡易水洗便器と言うのは、一般的な便器と流す方法が異なります。通常はレバーを回せば5Lや6L、古いトイレでは10L程の水がタンクから出ていき、汚物や紙を流していきますが、簡易水洗トイレは、少量の水で汚物などを流すようになっております。ちょうど新幹線のトイレのような感じです。これには理由があり、先程出てきました、簡易水洗便器は便槽に汚物や紙を水と一緒に貯めます。便槽には容量があり機種により異なりますが、約500L~900Lと言う容量が決まっております。その為便器の水を大量に流してしまいますと、すぐに便槽がいっぱいになってしまい、一月に何回もバキュームカーを呼ばなければならなくなります。その為、簡易水洗便器は少量の水でも流れるように、工夫がされております。
LIXILのトイレーナRの場合ですが、まずタンクのレバーを後ろに回しますと、少量の水が流れて便器に水を溜めます。そのあと用を済ませましたら、今度はレバーを手前に引きますと、また水が流れるのですがこの時に、簡易水洗便器は水が溜まっている所がフタになっています。そのフタが水が流れるのと同時に、パカッと空いて汚物と水を下に落とします。レバーを戻すと、またフタが閉まると言う仕組みになっております。ですので、水で汚物を流すと言うより、水と一緒に汚物を便槽に落とす。と言うような感じです。ちなみにこのレバーをいつまでも引いたままにしてしまいますと、水が流れ続けてしまいますので、便槽がすぐにいっぱいになるので気を付けなければいけません。
上の絵は簡易水洗の構造となっております。便器の水溜り部分の、横から見た絵になっております。レバーを手前に引きますと、絵の中に書いている「フラッパー弁」が下に開き、水と汚物を下に落として流します。通常の便器はトラップと言われる、水が溜まるような構造になっておりますが、簡易水洗便器はトラップはなく、このようにフタをすることにより、水を溜めるのと下からの臭いが上がってくるのを、防いでおります。
いかがでしょうか。この簡易水洗便器は、だいぶん少なくなってきておりますが、まだ使用されているお家もございます。当店ではこの簡易水洗便器の取替もおこなっておりますので、お気軽にご相談下さい。
今回、簡易水洗便器をご紹介させて頂いたのは、先日お客様から簡易水洗便器の取替のご依頼を頂いたのですが、すでに数社見積りをお願いされておりました。しかしどの業者様にも断られたそうです。年末で忙しかったせいもあるのかもしれませんが、実際、簡易水洗便器の取替をされない業者様もいらっしゃいます。その為今回このスタッフブログでご紹介させて頂きました。
簡易水洗便器をご使用中で、お困りのお客様は、是非当店に一度ご相談下さい。