だんだんと寒くなってまいりました。最近はインフルエンザも流行っているみたいですね。

今日はシステムトイレの注意点をご紹介したいと思います。システムトイレとは、収納が一体になっている便器や、手洗器の付いたカウンターがセットになっている便器です。このようなシステムトイレのご注文やお問合せを度々いただきますが、システムトイレは通常の便器と違い、設置するためにはいろいろな条件をクリアしていかなければなりません。メールで見積もりして欲しいと問合せをいただくのですが、実際のトイレを見させていただかなければ、まず設置が出来るのか、設置するにあたってどのような工事や、障害があるのかを確認しないことには、見積りを作成するのが難しいのと、作成したとしても設置が出来ない場合がございます。

そこで今日は、システムトイレをご希望される方のために、どのようなところを注意するのかを、ご紹介したいと思います。

まず通常の便器の取替工事の場合は、ほぼ排水芯だけわかれば問題ありません。トイレが狭い場合は、便器の奥行き寸法なども気にしないといけませんが、まずは床排水の場合は排水芯。壁排水の場合は排水の高さだけ見れば、だいたい大丈夫です。
排水芯や排水の高さについては、詳しくはこちらをご覧ください。
トイレの確認方法

システムトイレの場合は、この排水芯や高さに加えて、コンセントの位置。止水栓の位置。トイレの幅、奥行きなどが必要となってまいります。

例えばこちらはLIXILのリフォレになりますが、扉の近くにコンセントがあります。今回の場合は、扉に当たらなかったので、このように市販の延長コードで対応することが出来ましたが、扉に当たってしまう場合は、そのままでは設置が出来ません。コンセントを移設する必要がございます。これはリフォレのような収納一体型便器だけではなく、タンクレスの手洗カウンター付きのトイレでも同じです。
手洗カウンターを設置する場所にコンセントがある場合は、同様にコンセントを移設する必要がございます。


もう一つはこの止水栓です。よくあるのは銀色をしたもので、タンクの左側や右側にあり、止水栓から給水管が伸びて、タンクに接続されております。この止水栓の位置も注意する必要があります。この画像では、キャビネットに当たらない位置に止水栓があるので、問題ございませんが、もしこれが当たる位置にある場合は、これも移設が必要となってまいります。移設をするには、壁を開けて中にある給水管を移設しなければなりませんので、通常の工事とは費用も時間も異なります。給水管もお家によって種類はいろいろとございます。樹脂管や塩ビ配管等は移設工事もしやすいのですが、鉄管などは場合によっては、壁を大きく開けなくてはなりません。


これは壁排水の排水管が、便器に接続されている画像です。上の画像は左の壁から排水管が伸びて、Lの形に曲がって便器に接続されております。下の画像は便器の後ろの壁から排水管が伸びて、そのまま便器に接続されております。壁排水の場合は、この排水管の高さはもちろんですが、排水管の位置も重要となってまいります。上の画像の排水管の場合は、横から出てきている排水管が、奥の壁から何センチ離れているかが重要で、ここに関しては移設が難しく場合によっては、システムトイレの設置をする事が出来ません。
下の画像の場合は、排水管の長さを調節することにより対応が出来るので、上の画像の排水管よりは設置条件に余裕があります。


こちらは床排水です。この場合は、画像の奥の壁からの距離になり、この距離を排水芯と言うのですが、これがご希望のシステムトイレの排水芯の中に収まっていれば、問題ありません。収まっていない場合は、床を開けて排水管を移設する必要がございます。

システムトイレの設置条件で、設備関係は給水管・排水管・コンセントが、注意点となります。あとはトイレの幅と奥行きが、ご希望の商品の設置条件の中に収まっているかがポイントです。その他の注意点は、トイレの窓の枠が当たらないか、補強は十分なのか。と言うところです。

このようにシステムトイレの場合は、設置条件を何個もクリアしないといけませんので、なかなかメールだけで実際のトイレを見ずに、見積りをするのは難しくなっております。設置条件がクリアできない場合でも、配管やコンセントを移設さえすれば、設置は可能な場合も多々ございます。しかし、基本的にはリフォームをする時は、極力費用は安く抑えたいですよね。その為、壁や床を開けて中の配管を移設する工事をしないといけない。となった時点で、設置不可と言う判断になる事が多いのです。

以上が簡単ではございますが、システムトイレの注意点となります。当店では営業エリア内であれば、このような難しいシステムトイレでも、無料で設置条件の確認からお見積まで出来ますので、気軽にお問合せ下さい。もちろん、相見積りや見積り後のキャンセルも可能です。

それでは今日はこのへんで失礼します。

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