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大阪も梅雨入りしました。今日は結構雨が降っており、現場で工事をする私達にとっては、憂鬱になってしまいますが、雨が降らないと作物が育たないので、スーパーの野菜が値上がりしてしまうことを
考えると、雨を嫌がってばかりもいられません。
今日は「トイレの水漏れを放っておくと・・」と言う題名にしましが、以前お客様のおトイレで起こったことを、ご紹介したいと思います。なぜこれをブログでご紹介するかと言いますと、水廻りの修理や当店のような水廻りのリフォームを行っている、会社様なら度々見るかと思いますが、トイレに限らず蛇口などの水漏れを放っておいたが為に、床や壁が腐ってしまいそこだけの修理ができなくなったケースです。これは「少しくらいなら水漏れしても大丈夫」や、「見た目は少し濡れているだけだから・・」と言ったような感じで、あまり漏れていないから、濡れていないからと言う理由で、床や壁の水漏れやシミを放っておかれるお客様がいらっしゃいます。
放っておく気持ちはわかります。見た目はそんなに濡れてもいないし、毎日ではなくたまに濡れているだけなど、いろいろな状況がございますが、床や壁に漏れるような水漏れは、必ず木を腐らせます。これは皆様覚えていただきたい言葉です。「水漏れは、必ず木を腐らせます。」今回ご紹介するおトイレは、まさにこういったケースです。以前から(もういつからか分からないくらい)床に水漏れはしていたそうです。しかしクッションフロアを引いていて、そんなに気にならないくらいの漏れだったため放っておいたそうです。今回トイレのリフォームをご検討されたのは、そんな水漏れもしているし、古いトイレで汚れがひどくなってきたので、ご検討されたそうです。最初に下見見積りにお伺いした時は、全然水漏れなどはわかりませんでした。確かに床や壁は汚れていて、以前水漏れしていましたと説明を聞けば、なるほどと思うくらいです。
しかし、いざ工事が始まりトイレを撤去してみますと、今撤去するまで水漏れがしていたかのように、床全体がビチャビチャに濡れておりました。まるで家が浸水したかのようです。
これではわかりにくいかもしれませんが、床が焦げ茶や黒くなっている部分が、床が水を吸って腐っている部分です。もともとは左の画像のように、クッションフロアをはっておりましたが、便器を外すと床全体が濡れて腐っており、下の床を支えている下地の木も腐っておりました。
お分かりいただけますでしょうか。よくトイレの場合は、便器を外した配管周りが、便器と排水管の接続部分より水漏れしていたのが原因で、床の木の色が変色していたり、少しだけ傷んでいる場合はございます。しかしここのおトイレは、幅90センチ奥行き140センチの床ほぼすべてが、水漏れにより濡れて腐っておりました。このくらい床が傷んでいると、便器の前に立った時に床が抜けてもおかしくありません。
これは水漏れを放っておいたのが原因です。もしくは照明は天井に付いておりますが、便器やタンクの影のため、水漏れがわからない場合がございます。これは本当に多いことで、「なんか便器のフチが濡れているな」「引いてたマットがいつのまにか濡れている」等、床に漏れている水漏れは、本当に発見が難しい場合があります。少しでも水漏れを発見した場合は、水漏れの大小にかかわらず専門家に診てもらうことをおすすめします。トイレがすでに古い場合は、今回のようにトイレのリフォームを前提に調査するのもいいと思います。
安易に「少しだけ濡れている、しみがある」からと言って、自己判断で放っておかないようにだけ、気を付けて下さい。水漏れはそれだけの修理で終わらなくなることが、多々あります。家も人の体も同じで、「早期発見。早期治療」が鉄則です。取り返しの付かなくなる前に、今一度10年以上経っているお家は、水廻りの点検をおすすめしたいと思います。
なぜ水回りのリフォームはお早めにと言うかと言いますと、今年に入りトイレのリフォームをさせていただいているお客様のお家で、水漏れなどの影響で床などの木が腐っていたり、給水管が錆びだらかけになっていたりと言うお家が、数軒ございました。少しの水漏れなどは気にならない、と言う方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、その少しが時間が経つと大変なことになってしまいます。水の漏れている量は少しでも、漏れている時間が問題なのです。
水はお家を傷めます。便器の中や台所のシンクに落ちるような水漏れは、放っておいても水でもともと濡れる場所なので、木を腐らせる事はないのでさほど問題ではありません。(それでも放置はあまりよくありませんが。)それよりも普段水がかからない所や、普段水で濡れないところが濡れているのを放置すると、これは本当によくありません。例えばトイレの床などです。トイレは水回りなので、一見濡れていても問題内容に感じ、気にもあまりならないかもしれませんが、普段は床は水に濡れるような場所ではないですよね。タイルのようにもともと水で濡らすことを前提としている場合は、また違う話になってしまいますが、フローリングやクッションフロア、フロアタイルなどの場合は普段は濡れない場所です。そんなところが「湿っている」「少し濡れている」と言う場合が問題です。
これはトイレで、床に水漏れをしていたのを放っておいた結果こうなりました。画像ではわかりにくいかもしれませんが、床の木がビチャビチャに濡れていました。この上にクッションフロアを貼っていたのですが、その上からはぜんぜんわかりませんでした。すごい量の水が漏れたようにも見えるかもしれませんが、ほんとにちょっとした水漏れです。ただし、水漏れしていた期間がどれくらいなのかがわかりません。
このように少量の水でも、このくらい床や壁の木を腐らせてしまいます。こうなると強度が極端に弱まりますので、本当に危険です。これは床を解体している途中の画像ですが、ほとんど素手で解体できるほどでした。
さらにこちらの画像も御覧ください。こちらは水漏れではございませんが、給水管の老朽化です。
画像が近すぎてわかりづらく申し訳ございません。これは床下から立ち上がっている給水管です。これも先日お客様のトイレのリフォームをさせていただいていたところ、止水栓を外したら給水管のネジの部分が折れてしまいました。この画像の給水管は鉄の素材で出来ていて、現在ではあまり見かけませんが、古いマンションなどでは見かけます。鉄の配管は、古くなってくると腐食により本当にもろくなってきます。通常はどんな力持ちの人でも、人の力では折ることは出来ませんが、これだけ老朽化が進むと簡単に折れてしまいます。
さらに鉄の配管は、配管の中が錆びだらけになってしまうので、水の通りも悪くなり水の出も悪くなります。何より錆びだらけの配管から出てくる水は、あまり気持ちが良い物ではありませんよね。
どんなものでも寿命がございます。給水管やその他の部品でも、一生使えるものはほとんどありません。いつかは交換しなくてはならないのですが、どうしても壊れてからじゃないと、交換したり買い換えたりはなかなかしませんよね。でも、水廻りの設備という物は「壊れる=水漏れ」です。漏れるのをすぐに気づき、すぐに対応出来るのであれば良いのですが、なかなか難しい場合もあります。誰がどう見ても漏れているような水漏れなら、すぐに対処しようと行動するかもしれませんが、ほんの少しの水漏れ等「拭けばすぐに拭き取れる水漏れ」や「なんとなく湿っている」ような、ちょっとした物が危ない場合もあります。
ではどのようにしてそれを防げばよいのかと言いますと、定期的に水廻りのプロの方に診断をしてもらう他ございません。やはり建築してから10年が経てば、いろいろと故障も出てくる時期なので、そのくらいからは一度はプロの方に診てもらうのが良いと思われます。それもなかなか難しかったり、今までそんなことしたことがないと言われる方は、故障されていたなくてもある程度は年数で判断し、修理や取替をするのが一番だと思います。
漏れてからでは遅いのが水廻りです。お家は人の体と同じで、「早期発見。早期治療」が一番です。放っておいて良くなる事は、まず「無い」と考えていただいて結構だと思います。
「そういえばあそこが気になるなぁ」と思われた方は、いつでも当店にご連絡下さい。特にトイレは天井からの照明で、便器の周りは影になっているので、実は水漏れがしていてもすごくわかりにくい部分なのです。10年以上が経っていて、少し気になるところがあるお家は、お気軽にご相談下さい。
10年以上経つと、電化製品でもそうですが故障してきますよね。これは水廻りのトイレや蛇口でも同じです。
少し水漏れしている位なら、「まだ大丈夫か」と水漏れを放っておかれるお客様がいらっしゃいます。
たしかに少しくらいの水漏れで、使用するのに問題がなければ、修理をしようとか、リフォームをしようとは考えにくいかも知れません。
しかし、水漏れの怖い所は知らないうちに廻りの木を腐らせてしまい、中には虫がわいてしまうこともあります。洗面化粧台の扉の中などは、いろいろと物がはいっているので、水漏れに気付かないケースもあり、気づいたころには底板が腐っているなんてことは、よくあります。
トイレの場合は便器と床の接地面が、知らない間に濡れていると言うケースがあります。
これは天井から照明が便器を照らすので、便器の回りが影になり、水が漏れていても分かりにくくなります。
お家によってはトイレ全体が、目で見て分からないくらい手前に傾いている場合は、水が前の方に流れてくるので、引いているマットが濡れたりして分かるのですが、
奥の方にトイレが傾いていたりすると、水漏れは影の部分に流れていくので、発見は難しくなります。
もちろん日々のお掃除の時にわかりますが、にじみ出るような少しの水漏れの場合は、気づくにくく知らぬ間に、大変な事になっていたりします。
そこでまずは下の画像をご覧ください。
これは、トイレの床のクッションフロアを剥がした後の画像ですが、真ん中にあるのがトイレの排水管です。
その周りが黒く変色しているのが分かるかと思いますが、これが水漏れの後です。かなりの範囲が濡れておりますが、これはすべてクッションフロアの下での出来事ですので、実際使用している間はここまで濡れてはおりません。
しかしお客様にお話を聞くと「以前から便器の周りが、少し濡れていた」と言う事です。気付いたのが半年程前と言う事で、このようなケースにならないように気を付けて頂きたいのです。
この水漏れが進むとどうなるかと言いますと、木が腐ると柔らかくなります。そうすると新しい便器を設置するのに、便器を固定するねじが取付れなくなるので、便器を設置する事が出来ません。そうなると便器の交換だけのつもりが、床もやりかえないといけなくなり、工事が大掛かりになる場合もございます。
これがクッションフロアを剥がす前です。以前クッションフロアを貼った時に、便器を外さずに貼っているので、便器をよけて貼っている為、便器をよけた部分の床の木がむき出しになっております。その為水漏れもすぐに床の木に浸透したと思われます。
こちらは「トイレの床が抜けそう」と言う事で、先日お客様のおトイレを工事させていただいたのですが、トイレの床が今にも抜け落ちそうでした。床が腐っていると言うよりも、床を支えている木が腐っているような感触でした。トイレに限らずリビングや、廊下の床がふわふわしているお家はたまにございます。この記事を読んでおられる方でも、いらっしゃるかもしれません。床の上を歩くと、ふわふわしたりべこべこしたり。そのような床は大変危険です。今回はそんな危険なふわふわした床が、どのようになっているかご紹介したいと思います。
こちらのトイレですが、パット見た感じではなんともありませんよね。至って普通のおトイレです。画像の手前がトイレの入り口となっています。このおトイレのどこが傷んでいるかと言いますと、手前の入り口からトイレに一歩入りますと、床が「ググ・・・」と沈みます。まあまあ沈んでいました。私の体重が65キロですが、トイレに入ると手前の床が数センチ下がります。床が一部だけ、部分的に沈むのではなく、床の手前部分全体が沈み込むような感じです。
お分かりいただけますでしょうか。巾木の下に、隙間ができております。トイレの外から撮った画像ですが、それでも1センチほどすでに下がっております。トイレの出張見積りにお伺いさせていただいた時に、すぐに分かるくらい沈み込み、お客様から「この床も直して欲しい」とご依頼をいただきました。踏み込んだ感触から、クッションフロアの下に貼っている板が腐っていると言うよりも、それを支えている下地が沈み込んでいるような感触でした。こういった状況になる原因としては、水漏れにより木が腐ってしまっているか、白ありと言う事も考えられます。この画像の右側の壁の向こうには、タイルのお風呂があります。タイルのお風呂の防水が弱くなり、お風呂からの水漏れか、もしくは外壁からの雨水の侵入ではないかと、この時は考えていました。
これが床を解体している最中の画像です。どこが傷んでいるのかわかりにくいと思いますが、手前の右の角のところが暗くなっている部分。ここと入り口したの部分の下地の木が、水により腐って落ちていました。その為トイレに入ると、床が沈み込んでいたのです。
お分かりいただけますでしょうか。正面コンクリートの部分が基礎となっているのですが、その基礎に木を取り付けてあったのですが、その木が腐って落ちています。暗くなっているところは、腐った木が黒くなって落ちている物です。
左と正面の基礎に木があったのですが、ほとんど腐っておりました。今は濡れておらず、腐っている木の部分だけが湿っている感じでした。風呂からの水漏れが、トイレにまわってきているような感じです。タイルのお風呂などは、年数が経つと防水が弱まり水漏れを起こします。これは本当によくあることで、だいたい気づいた時には、お風呂のまわりのこういったトイレや脱衣場の床が腐っていて、それを調査したら、原因はお風呂からの水漏れと言う事がよくあります。なので、出来ることならタイルのお風呂の場合は、早めにユニットバスなどに取替えている方が良いですね。
ここのトイレの場合は、床の下地の木が部分的に腐っている他は、影響が無いようでしたので、床全体を解体してから、新しく下地を作り直しました。万が一またお風呂や外壁から水が漏れ出し、せっかく新しくした下地の木が濡れては困りますので、一番下の下地の部分には、木を使わずにプラスチックの束で、下地を組みました。
まずは古い床の下地の木を、キレイに解体したあと掃除をし、ここから下地を組んでいきます。全部キレイに解体するとスッキリしますね。ちなみに真ん中に見える、グレーの配管が排水管です。その上に紺色の細い配管が見えますが、これが給水管です。
しっかりと床の下地を組んでいきます。
その下地の木の上に、木の板を貼り付ければ床は完成です。あとは床のクッションフロアを貼り、壁のクロスを貼り替えれば、今回のトイレのリフォームは完了となります。
こちらが完成の画像です。いかがでしたでしょうか。トイレに限らず床が歩いて沈み込む場合は、床が傷んでいる証拠です。水漏れが原因の場合は、放っておくとどんどんひどくなっていく場合がございますので、早めに対応されて間違いはありません。「何年もふかふかしているから大丈夫」と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、その部分はそれでおさまったかもしれませんが、床下でその他の部分に広がっていることも十分考えられます。水漏れは本当に家を傷めてしまいますので、くれぐれも安易に考えずにご注意下さい。